腰椎分離すべり症の手術をしたが痛みがよくならない事例(メールをいただきました)

このホームページで「神経圧迫が痛みの原因」と診断をされて、実際に神経圧迫を取る手術をしたが痛みが良くならなかった事例をYAHOO!知恵袋などから紹介していますが、本日は実際にメールで生の声をいただきましたので、それを紹介したいと思います。

腰椎分離すべり症の手術をしたが痛みがよくならない事例

この方は、小さな娘さんをお持ちのお母さんで、元々、くしゃみも響くような腰痛を何回か経験されていたそうなのですが、病院で低周波治療等で良くなっていたそうです。しかし、3年前の初夏に日常生活に支障が出始め、「腰椎分離すべり症」と診断され、その年の9月に腰椎固定術手術を受けられたそうです。

頂いたメールの抜粋

私は「腰椎分離すべり症」との診断で腰椎固定術を受けましたが、今も痛みが続いています。痛みは日によって波があるように思います。

今はペインクリニックに通院しています。当初よりは良くなったと思いますが、まだ日常生活にも支障があります。早く仕事に復帰しなくてはならず、焦っています。

手術をしていただいた病院は脊椎専門で有名な病院なのですが、「手術は成功しているのに、あなたみたいにいつまでも痛いと言う人はいませんよ」とも言われ…わかってもらえないって辛いことですね。

しかも両親の前で言われたので、父には今も「いつまで甘えているんだ」って思われています(涙)

手術で痛みが取れなかった方、私の他にもたくさんいらっしゃるのですね。医者も患者も最終手段は「神経圧迫除去手術」に向かっている…私も先生に言われるままに「神経を圧迫している腰椎を固定する手術を受ければ痛みは治る」「それしか痛みをとる方法はない」と思いこんでいました。

ん~

今、世の中で言われているように「腰椎のズレが神経を圧迫して痛みを起こしているかどうか」以前に、あまりにいかがな発言かと思いますね。

お医者さんの「手術は成功しているのに、あなたみたいにいつまでも痛いと言う人はいませんよ」という発言は、、、なんというのでしょうか、「痛くないのに痛いと言っているあなたがおかしい」と言っているのと同じですよね。

このお医者さん個人の性格によるところが大きいのでしょうが、あまりにも・・・です。

最近の状況

この方は、手術前はとにかくお医者さんの言う事を疑わずに信じて治療をしてきたそうなのですが、今は、自分の体の治療方針は自分で考えると言う意識をもたれたて、色々なお医者にあたり、お医者さんともしっかり意見交換をしながら治療を進められているようです。

はやり、治療方法の選択以前の問題として、「誰であろうと他人の言う事をそのまま鵜呑みにするのでなく、自分で考えて行動をする!」という事が大切ですね。

現在、幸いにしてこの方は、地元で理解のある先生を見つけられ、トリガーポイントブロック注射治療をして、痛みは良くなる方向に向かっているそうです。

その他所感

今回のお医者さんの対応の話は忘れたとしても、やっぱり腰椎分離すべり症と診断された「骨のずれによる神経の圧迫」が、本当に痛みの原因か?疑問を持たざるを得ません。少なくとも私は。


更新日/Modifed :2010-08-05 (木)
作成日/Posted :2010-08-05 (木)