西洋医学と東洋医学

腰痛などには鍼、マッサージ、整体など東洋医学の効果が高い言われています。私は自分が技術系の人間という事もあって、数値、理論優先の考え方でしたので、そもそも東洋医学がどのような物かあまり理解していませんでした。

しかし、今は、東洋医学も立派に効果があることを理解しました。

西洋医学

今の西洋医学は目で見えるもの重視だそうです。例えば、レントゲン、MRI、血液検査の数値など目に見える物以外は基本的に信用しない(できない)という学問のようです。なので、「筋筋膜性疼痛症候群 (MPS)」の原因箇所はレントゲンにもMRIにも映りませんので、他の場所の目で見える原因を追求されるようです。

例えば、私のケースでは、二人の別々の医師にそれぞれ、腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。その診断はラセーグテストとという、ベッドに仰向けに寝て、足を伸ばしたままどれだけ足が上がるか?とMRI画像で腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。

また「筋筋膜性疼痛症候群 (MPS)」は筋肉そのものの疾患ですが、今の西洋医学の分野に筋肉及びその痛みに着目した専門科目が無いのも、この疾患に対する課題の一つのようです。

東洋医学

東洋医学である鍼、マッサージ、整体などは、「筋筋膜性疼痛症候群 (Fibromyalgia Syndrome,MPS)」の治療としては西洋医学より適してしたと思います。実は私も最初に病院で椎間板ヘルニアの診断がされるまで単なる筋肉痛と思い、出張で訪れていた台湾、台北のマッサージ店に2回も通いました。しかし、マッサージに行った後は、決して悪化する事も無かったのですよね。逆に体はすっきりしたような感じでした。

その直後に椎間板ヘルニアの診断を受けた事が、私がこの病気に対する不信感を持つ更なるきっかけにもなりました。台湾のマッサージは、良くも悪くもかなりアクロバット的な骨をポキポキ鳴らすような物で、本当にヘルニアが痛みの原因ならもっと悪化していたはずです。

また、前のページにも書きましたが、鍼、マッサージ、整体などで、事実椎間板ヘルニアの痛みが良くなったという情報を頻繁に見聞きします。本当に椎間板ヘルニアの痛みの原因が椎間板が神経を圧迫している事だとしたら、こんな事をした位でとても神経圧迫がなくなるとは思えません。根本原因が別にあるから効果があるのだと思います。

ちなみに、私の場合は、マッサージ、整体で悪化はしませんでしたが、原因が筋肉の損傷である以上、やり方によってはより悪化させる場合もあると思いますので、みなさん各自の判断でご自身にあった治療方法を探してみてください。

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更新日/Modifed :2009-09-23 (水)
作成日/Posted :2009-08-08 (土)